検査について

臨床検査室のご紹介

臨床検査室では、患者様から採取された血液・尿などの検体検査や、直接体の情報を得る超音波検査、心電図検査などの生理機能検査を行っております。

専門的な知識をもった臨床検査技師が検査に従事しております。私達は患者様に安心して検査をお受けいただけるよう、【安全で、正確な検査】を迅速にご提供することをモットーにしています。

血液検査

場所:2F 採血室

臨床検査技師が1日平均約60人の採血を行っています(2012年7月現在)。採血した検体は迅速に検査を実施し、採血後1時間ほどで結果をお出ししております。

血液検査で甲状腺疾患の診断材料となる項目は、FT3、FT4、TSHなどのホルモン検査と、TRAb、TgAb、TPOAbなどの自己抗体検査、腫瘍マーカーとしても用いられるHTg(サイログロブリン)があります。この他、必要に応じて検査項目を追加します。
なお、下記の時間内に受付していただくと、当日の検査結果をもとに診察させていただきます。(一部の項目は除きます。)

午前 午前9:30~午前11:30まで
午後 午後2:00~ 午後4:30まで

採血時のお願い
  • 採血時には針を刺す痛みは多少ありますが、しびれや違和感などありましたらすぐにお申し出下さい。
  • 採血後は止血テープを貼らせて頂きますが、採血部位から血液が出てきますので5分程度しっかり押さえて頂くようお願いします。その際、衣服に血液がつかないようご注意下さい。
  • 採血部位を揉むと内出血することがありますので、揉まないようお願いします。

超音波検査(エコー検査)

場所:2F 生理機能検査室

超音波検査は、甲状腺の大きさや腫瘍病変の有無や性状、周辺のリンパ節が腫れていないかを調べます。最近では、触診では到底見つけられない数ミリの腫瘍まで発見できるようになりました。

検査時のお願い
  • 首に検査用ゼリーをつけておこないますので、できれば前開き、あるいは首周りの開いた服装でご来院くださいますようお願いします。
  • 検査時にはネックレス、ネクタイなども外していただきますのでご了承ください。

心電図検査

場所:2F 生理機能検査室

心電図検査は、胸や手足に電極をつけて心臓の電気的活動を計測する検査で、心拍数や不整脈の有無を確認します。特にバセドウ病では心房細動を合併していないかを調べます。

検査時のお願い
  • 心電図は胸部、両手首、両足首に電極を付けて、ベッドに仰向けの状態で検査を行います。脱ぎ着しやすい服装でご来院くださいますようお願いします。
  • 検査時にはネックレス、ネクタイなども外していただきますのでご了承ください。

血液検査、超音波検査、心電図検査を受けられる方は、お呼び出しいたしますので2F待合ロビーでお待ちください。

エコー下穿刺吸引細胞診検査

場所:1F 診察室3

エコー下穿刺吸引細胞診検査は、超音波による画像を見ながら採血針と同じくらいの太さの針を腫瘍に刺し、細胞を採取します。採取した細胞を調べることで、腫瘍が良性・悪性かを鑑別する判断材料になります。

検査時のお願い
  • 検査当日は、超音波検査と同じように、前開きあるいは首周りのあいた服装でご来院くださいますようお願いします。
  • 検査後は、日常生活に特別注意することはありません。シャワー、入浴も可能ですが、穿刺部位を強くこすらないようにお願いします。

放射線検査室のご紹介

放射線検査室では、放射線を使った検査・治療を行っています。
各検査で得た画像の解析や、コンピューターを使った画像処理とともに、安全・安心な検査・治療ができるよう放射線施設の管理も行っています。

X線検査

場所:2F X線検査室・CT検査室

X線を検査部位に照射し、透過したX線をイメージングプレートなどの検出器で画像化することにより、診断する検査です。
X線検査と一口に言っても多彩な方法があります。当診療所では、一般撮影検査とCT検査を行なっています。

一般撮影検査

いわゆるレントゲンやX線写真撮影と呼ばれている検査です。一般撮影検査では、身体を透過したX線の吸収の差を白黒の画像として得ることで、心臓や肺など体内の臓器の状態や、骨折や骨腫瘍などの有無を診断することができます。CT検査など高度医療機器が普及した現在でも簡便かつ迅速に体の中の様子をみることができる必要不可欠な検査です。

CT検査

CT検査は、X線・検出器・コンピューターを用いて人体の断面像を作る装置です。断面を薄くすることで、病気による小さな変化の発見・観察をすることができます。また、撮影部位によっては造影剤(非イオン性ヨウ素製剤)を使用する場合がございます。造影CT検査を行うと、臓器や病変の位置・状態をより鮮明に写し出し、診断精度向上に有効であると言われています。検査時間は20分程度です。

図 CT装置

単純・造影CTの違い

この画像は、びまん性に大きくなった甲状腺のCT検査画像です。
左の図は単純CT画像で、右の図は造影CT画像です。
比較すると、白くコントラストがついていることが分かります。右の図のオレンジで囲った部分が甲状腺で、赤く囲った部分は血管です。このように、造影剤は病変や血流情報にコントラストを与え診断精度を向上させます。そして重要な臓器同士との正確な位置関係が把握でき、手術時のスムーズさと安全性をより高めることができます。

図1. 単純CT

図2. 造影CT

検査時のお願い
  • 妊娠中・妊娠の疑いがある方は検査を受ける前にお知らせください。
  • 造影剤を使用する場合、以前に造影剤を使用したために体調を崩されたことがある方、また、アレルギー、喘息、心疾患、腎疾患がある方、造影剤使用後の3日間授乳の中止ができない方はお申し出ください。

アイソトープ検査

場所:2F アイソトープ検査室

アイソトープ検査は、核医学検査やRI検査とも呼ばれていて、ごく微量の放射性薬剤(ラジオアイソトープ:RI)を含む薬を用いて病気を診断する検査です。当診療所では、甲状腺アイソトープ検査・アイソトープ全身検査を主に行なっています。
この微量の放射性薬剤が内服・注射などにより体内に入ると、特定の臓器(甲状腺・腫瘍など)に集まりそこから放射線を発します。この放射線をガンマカメラ(シンチカメラ)と呼ばれる特別なカメラで体外から測定し、その分布を画像にします。これをシンチグラフィといいます。
また、この検査の特徴は臓器の位置や大きさの他に『働き』が分かるというところです。一般撮影検査やCT検査などは主に臓器の形の異常をとらえるのに対して、アイソトープ検査は臓器の働き(機能)をとらえることができます。痛みも無く副作用も非常に少ない検査で、多くの病気の診断に利用されています。
被ばくに関しては、投与された放射性薬剤は、物理的減衰や排泄などにより、短い時間で体内から消失します。アイソトープ検査1回あたりの被ばく量は、1~15mSvです。これは一般撮影検査や、1年間に自然界から受ける被ばく量と同程度だと考えられています。

図 ガンマカメラ

甲状腺アイソトープ検査

放射性薬剤として放射性ヨウ素(123I)カプセルを使用します。
甲状腺はヨウ素を原料にしてホルモンを作りますが、放射性ヨウ素も普通のヨウ素と同様に取り込む性質があります。この性質を利用して検査を行います。

図 ガンマカメラで撮影された甲状腺

上の図は甲状腺の放射性ヨウ素の取込をガンマカメラで撮影したものです。この取込の様子にて疾患の特定を行います。
放射性ヨウ素を使用する検査をより効果的に行うために、事前にヨウ素の制限や指定薬の制限をしていただく必要があります。

アイソトープ全身検査

放射性薬剤として放射性ヨウ素(131I)カプセルを使用します。
甲状腺に由来する細胞はヨウ素を原料にしてホルモンを作りますが、放射性ヨウ素も普通のヨウ素と同様に取り込む性質がありますので、この性質を利用し検査を行います。手術で甲状腺を摘出した後に、甲状腺の細胞が残っていないか、また、甲状腺癌から転移した癌の位置を調べることができます。放射性ヨウ素を使用する検査では、より効果的に行うために、事前にヨウ素の制限や指定薬の制限をしていただく必要があります。

図 アイソトープ全身検査

副甲状腺シンチグラフィ

副甲状腺機能亢進症部分に集まるアイソトープを使用して局在診断を行います。
副甲状腺は、通常甲状腺の背側に4つありますが、副甲状腺機能亢進症により、腫れることがあります。最初は超音波検査によりその部位を調べます。アイソトープ検査でもその場所に集まるアイソトープを使用して腫れた副甲状腺を調べることが出来ます。
2つの検査は腫れた副甲状腺部位を調べるという点では同じですが、まれに腫れた副甲状腺が、甲状腺の背側ではなく心臓付近にあることがあります。この場合は超音波検査では調べることができませんが、アイソトープ検査では、甲状腺の背側だけでなく心臓付近にある、腫れた部分を特定することができます。

骨シンチグラフィ

骨の代謝異常の情報を得ることができます。癌の骨への転移の有無の検査が大半ですが、骨折、骨髄炎を調べることもあります。

ガリウムシンチグラフィ

全身の腫瘍、炎症の情報を得ることができます。全身及び各部位の病巣の有無・進行状況を調べます。悪性リンパ腫の治療前の検査が大半ですが、治療後の効果判定・再発を確認するためにも行います。

検査について

  • 優先予約システム お電話で予約を受付いたします 052-252-7305 お問い合わせ時間 午前9:30~午後6:00(休診日を除く)

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