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アイソトープ検査・治療について

アイソトープとは?

アイソトープは、「放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)」のことです。
当院では、アイソトープの中でも主に「放射性ヨード」を使用します。
甲状腺はヨードを原料にしてホルモンを作りますが、放射性ヨードも普通のヨードと同様に取り込む性質があります。この性質を利用し、放射性ヨードを含む薬を注射したり、カプセルを服用して検査や治療を行います。 体内に入った放射性物質は時間と共に減少していき、尿や便中からも排泄されますので、数日で消失してしまいます。
薬自体の副作用はほとんどありませんが、検査・治療をより効果的に行うために、事前にヨードを制限していただく場合もあります。
アイソトープの管理には特別な設備が必要ですので、使用できる施設は全国でも少数しかありません。

なお、アイソトープ検査・治療には、2日連続して通院していただきます。
また、正確な診断、効果的な治療のため、事前にお薬の変更・中止やヨードの摂取制限(食事制限)などが必要となりますので、実施が決りましたら下記の用紙に沿ってご説明いたします。
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甲状腺アイソトープ治療のご案内
アブレーション治療のご案内

アイソトープ検査

◆甲状腺検査
放射性ヨードが甲状腺にどのくらい取り込まれるかを見ることで、甲状腺の機能を検査することができます。
また、取り込まれ方で腫瘍などを検査することもあります。

◆全身検査
手術で甲状腺を摘出した後に、甲状腺細胞が残っていないかを検査します。
また、甲状腺がんから転移したがん細胞もわずかではありますが、ヨードを取り込む性質があります。これを利用して甲状腺がんの転移を調べることができます。

アイソトープ治療

◆バセドウ病
取り込まれた放射性ヨードから出る放射線によって甲状腺の細胞を少なくすることで、甲状腺を小さくし、過剰に分泌される甲状腺ホルモンの量を減らします。
治療は放射性ヨードの入ったカプセルを服用するだけですので、傷や痛みの心配はありません。薬よりも短期間で、また手術よりも負担が少なく効果が得られるのが特徴です。 当診療所では、甲状腺の大きさによって服用する放射性ヨードの量を調整していますが、治療効果には個人差があります。そのため、甲状腺の細胞が減りすぎて甲状腺機能低下症になる場合がある、という点に注意して下さい。
しかしながら、この症状は甲状腺機能亢進の状態よりも心身への負担が少なく、甲状腺ホルモン薬によって正常に維持することが容易であるため、アメリカでは最初から甲状腺機能低下症を目指した治療方針をとっています。

◆悪性腫瘍
悪性腫瘍の治療は手術が基本ですが、甲状腺がんから転移したがん細胞にもヨードを取り込む性質がある場合があるので、がん細胞が肺や骨など遠くの臓器に転移している場合には、甲状腺をすべて摘出した後にアイソトープ治療を行います。
ただし、がんの治療の場合は、取り込まれる放射性ヨードの量が非常に少ないため、バセドウ病の治療の数十倍の放射性ヨードを使用します。
また、転移したがん細胞がすべて放射性ヨードを取り込むということではないので、事前にヨードを取り込む細胞であるかどうかの検査が必要となります。

◆アブレーション
アブレーションは手術で取り切れない甲状腺を放射性ヨードで破壊する治療です。
甲状腺がんの治療では、手術後の再発や転移を減らすために行います。
甲状腺がんの転移があった場合には、放射性ヨードが転移したがん細胞に集まりやすくなるよう、手術で甲状腺を摘出した後に続けてアブレーションを行います。

アイソトープ検査・治療について
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